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I Am Here To Fart Around

Setouchi Tsurezure #4 – Pottery Love

My fourth column for the local Setouchi Times newspaper was about my growing fascination with Japanese pottery. I discussed my discovery of the beauties of functional art, my interactions with local potters, and my growing collection.

陶芸に陶然

ライオン ジミー

近年は日本酒の次に陶磁器にも興味を持ち始めました。それまでは毎日使っている器をあまり気にしたことがなかったのですが、手作り酒器を使うことで日本の陶芸に魅了されました。それから、いろんな陶芸家の作品を使うようになって、日常生活にちょっと彩を足しました。

言うまでもなく、萩焼の重要さを感じています。以前の取材をきっかけに萩市の波多野指月窯の波多野英雄先生と知り合いました。英雄先生の父・善蔵先生は山口県指定無形文化財保持者であり、親子で繊細な作品をたくさん作っておられます。陶芸を通して、大事な絆ができました。萩市にはよく遊びに行きますが、毎回波多野指月窯にお邪魔し、素晴らしい作品に囲まれながらしゃべったり、お茶のんだりしています。波多野先生のところで息子と萩焼体験も受けて、息子が「お父さんの為に」と言ってお猪口を作ってくれました。

その体験と陶芸家さんとの交流で、魔法の世界をのぞき込む事が出来ました。何の変哲もない土から粘土を造って、そしてその粘土を人間の能力で形になる瞬間を見るのは奇跡的な経験です。焼成の時は炎の力を実感するも言葉にならないぐらい印象的です。そして、全部が終わったらその作品が日常生活に活用される!信じられません。

もちろん、山口県の伝統的な萩焼が有名ですが、県内各地でも個性的な陶芸家さんがたくさんいます。ここ光市でも、いくつの窯元・作家さんがいます。アトリエ仁の兼清仁志先生や椿窯の上田達生先生をはじめとする、伝統の枠外で創作力の高いものを造っている作家さんがいっぱいです。

陶芸家が近くにいると一番うれしいことは、日常的に使っている器を作った人を知ることができます。現在社会ではめったにないことだと思います。使っているものはほとんどどこかの工場で、知らない人達や機械が造っています。人の手で作られたという実感がありません。それが社会のロスだと思います。

昔の伝統を守ることも大事ですが、それよりはその作り手と使い手の絆を守るのは大事だと思います。僕は毎朝コーヒーを飲む時に、百均で買ったものより大和の陶芸家八木博幸先生のマグカップで飲みます。お酒を飲む時にはよく室積のチェ・ジェホ・アトリエギャラリーで買ったお猪口と片口で呑みます。おつまみは自分の息子が造ったお皿からたべます。

大した事ではないかもしれませんが、その絆を感じながら生活する事を心掛けます。そうすると毎日美しいものと触れ合うことができます。毎日いいものを使って、毎日人の手で造ったものと接すると、きっといいことがあります。

自分へのご褒美として、今度は地元の作家さんのアトリエに行ってみてください。素晴らしい出会いが待っているかもしれません。

Thoughts on The Book of Tea

Okakura Tenshin, The Book of Tea

Read it!

Setouchi Tsurezure #3 – Happy New Year

An open sake pitcher, a bottle of Gokyo sake, and a small ceramic cup alongside a paper envelope with Japanese herbs and spices for making traditional otoso sake for New Year’s.

Happy New Year

2023年が終わって、2024年がやっと来ました。今の時期はとてもすきです。なぜかというと日本のお正月とアメリカのNew Yearは大分違うからです。

他の習慣もあります。例えば0時には夫婦やパートナー同士がよくキスをします。それは新年で幸運をよんで、夫婦で仲良くできるように信じられているからです。

0時になったら、皆が一斉にAuld Lang Syne(オールド・ラング・ザイン)という曲を歌います。元々スコットランド出身の詩人ロバート・バーンズ氏が書いた詩を音楽に合わせたものですが、日本では「蛍の光」で知られているらしいです。アメリカ人として初めて来日した時、お店が閉店する時間にこの曲が流れているのを聞いてかなり驚きました。まるで毎晩がニューイヤーのような感じがしました!

元旦になると、アメリカ人はよくNew  Year’s Resolutions「新年の抱負」を立てます。「新年で痩せます!」や、「今年はお酒の量を減らします!」みたいなことを宣言しがちですが、もちろんほとんどはすぐ忘れ去られいつも通りになります。

これは限られているかもしれませんが、実家では元旦に「ブラック・アイド・ピーズ」という豆料理を食べました。和訳すると「黒目豆」といいますが、シンプルな煮豆でアメリカの南部の定番料理です。元旦で食べると新年の幸運につながると思われています。信じるかどうかは個人の判断です…

アメリカで新年は一晩で賑やかになりますが、日本と違って連休にはなりません。ある店は31日の夜の準備のために少し早めに閉店しますが、1月1日はほとんど通常営業です。公務員なら元旦は休みになりますが、2日からは完全にいつも通りになります。

個人的に、日本のお正月のほうが好きです。皆がゆっくり、のんびり集まって家族で過ごすことは良いです。そして何よりも日本のお正月の雰囲気が好きです。テレビでは着物姿が現れて伝統的な琴曲も流されているので、どこに行っても昔の日本の風情を感じます。

いつものバリバリ働く日本人がやっと落ち着くような感じで、やはりお正月がいいですね。

それでは、改めて明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

Setouchi Tsurezure Series #2 – New Interests

A closeup of a round, reddish and black bird.
A daurian redstart, as featured in the article below.

A scan of the article from the Japanese newspaper.

新しい趣味の味わい

この歳になると新しいこと始める事は遅いかもしれませんが、最近写真撮影が本格的に趣味になりました。

仕事の関係上、仕方なく始めた写真を最近では面白いと思うようになりました。それはスキルアップの為に勉強しコツをつかんだからです。やっと思い通りに撮れた時に「やっぱり楽しい!」と気づきました。

独学で教科書やインターネットで勉強しても、上達には限界があります。そうなるとやはり教室にお世話になるしかありません。今年の秋から「ひかり写友会」に入会し、岡本国治先生の下で勉強しています。他の会員さん達の作品を見て衝撃を受けました。僕は「まだまだだ」と実感しました。でもそれで良かったと思います。

なぜかと言うと、もっと頑張るという原動力につながります。自分が新しい技術を身につけることは一番楽しいことだと思いました。若い頃には色々遊び、楽しい事がありましたが、もしかして遊びにしか目を向けていなかったのかも知れません。今は若い頃のわくわく感が薄くなりました。やっぱり歳をとると学ぶ事が役に立つことだけでなく、楽しいことだと気づきます。

そして、今はいい写真の撮り方を学ぶことで人生に新しい彩りが付いてきます。

僕はもともと野鳥を見るのが好きで、散歩のときに野鳥を探して種類を調べたりしていました。最近はスマホアプリを使って自動で映像・鳴き声を分析し、見た鳥の品種が分かるようになりました。今ではカメラを持ち歩き、できるだけ綺麗に撮っています。撮った写真を見て「これだ!」と満足できるワンショットを見た気持ちは最高です。なので、いつもそのチャンスを探すようになりました。

そこも新しい趣味のいいところだと思います。いつものことが一味違うことになります。今は同じ風景を見ても以前とは見方が変わって、写真で撮ればどうかなと考えながら見ています。自然の景色への意識も変わりました。まるで、自分の一部になったかのように日常生活に影響を感じています。

ですが懸念もあります。特に経済的な。カメラ関係商品は安くありません。そして不思議と中毒性もあります。「これ、違うレンズで撮ったらどうかな?」とか「最新のカメラならもっと綺麗に撮れるんじゃない?」などを考えるときが不思議と多くなります。本当のことかもしれませんがやはり我慢も大事です。 この歳でこんなに新鮮な気持ちになるとはビックリします。40代も半ばを過ぎ、やっぱり人生まだまだだと良くわかりました。皆さん、もし自分の人生の彩りを最近薄く感じたなら、新しい趣味を探してみませんか?意外な効果が出るかもしれません。カメラを通して新しい彩りを見つけた僕のように。